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無垢って何がいいんだろ?

2024.10.29

スタンドバイホームの建物は、床や壁、天井などスギの無垢材がふんだんに使われております。

「そもそも無垢材がもたらす効果って何があるんだろう?」と、ピンとこない方も多いはず。

 

単純に見た目や雰囲気がいいから、ではないんです。そこで、化学的に実証された効果の一例をご紹介いたします。

その1:リラックス効果

これは何となく知っている方もいるのではないでしょうか?

人間が持つ五感の中でも、嗅覚だけは直接脳への刺激があるとされています。

スギの無垢材は豊富な香りを有しており、その香りの大半を占める成分はセスキテルペン類になります。セスキテルペン類は、血圧や脳の活動を鎮静化させ、怒りや緊張などを緩和させる効果があると言われています。

事実、実験によりセスキテルペン類の濃度が高い家は、疲労回復効果や安らぎ効果が期待できることが明らかになっています。

 

その2、調湿効果

これもまた木の家の効果として有名ではないでしょうか。

具体的には湿度が高い時には無垢材が湿気を吸収し、乾燥した時には湿気を放出します。そうする事で、湿度に応じた除湿・加湿の2つの働きをしてくれます。

実験により、無垢材の家では非無垢材の家と比較して相対湿度が約10%低くなった結果が出ています。つまり無垢材の家には調湿作用があり、夏でも居室空間を快適に保つことが判明しています。

 

その3、抗菌作用

カビや細菌といった目に見えない沢山の微生物・・・その中でも食中毒の原因として有名な黄色ブドウ球菌は、人や動物の皮膚、もちろんホコリの中にも存在する、とても身近な細菌ですが、実験により、スギ無垢材は黄色ブドウ球菌に対して抗菌効果を示すことが明らかになりました。

確かに、お祝いの時に見かける酒樽やごはんを入れておく「おひつ」など、昔の人はその効果を知って使用していたのでしょうね。

スギと聞くと花粉症の原因というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、木材自体には花粉は含まれていないため、心配はいらないようです。

 

今回は3点ご案内いたしましたが、実は無垢材の効果はまだまだあります。

また次回以降でご案内いたしますのでお楽しみに!

 

参照:SOTOMO「木の家が身体に良いのには、理由があった」